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2017.09.15

健康美容に欠かせないビタミンBの働きとは

ビタミンBは健康維持だけでなく美容にも欠かすことのできない栄養素です。 ビタミンBといってもさまざまな種類があり、効果や不足した際の症状がそれぞれ異なります。 今回は種類ごとに異なるビタミンBの働きを説明し、あわせておすすめの摂取法をご紹介します。

ビタミンBの働き

ビタミンBとは、ビタミンB1、B2、B3、B5、B6、B7、B9、B12の計8種類のことをいいます。 それぞれ違う働きをしますが、単体ではなくいくつか組み合わせて摂取することで効果を発揮します。 ビタミンBはそれぞれ助け合い効果を発揮するので一種類のみ大量摂取すると他のビタミンの欠乏を起こすのです。 特にサプリメントで摂取する場合B1、B2、B6は同時に摂ることが必要です。

・ビタミンB1

神経の働きやアルコールの代謝を助ける。 不足すると肩こり、筋肉痛、疲労、記憶力が減退する。

・ビタミンB2

細胞の再生を助ける。 不足すると内臓機能低下、粘膜炎症などをおこす。

・ビタミンB3(ナイアシン)

皮膚や粘膜の炎症を防ぐ。血行を促進させる。 不足すると口内炎や胃腸障害などをおこす。

・ビタミンB5(パントテン酸)

皮膚や毛根に栄養を与える。 不足すると頭痛、皮膚の異常などがおきる。

・ビタミンB6

肝臓に脂肪の蓄積を防ぎ、脳の働きを正常に保つ。 不足すると皮膚炎、貧血、食欲不振になる。

・ビタミンB7(ビオチン)

皮膚の健康維持を助ける。 不足すると脱毛、白髪、肌荒れ、食欲不振になる。

・ビタミンB12・ビタミンB9(葉酸)

協力し合い赤血球のヘモグロビン合成を促し、貧血を防ぐ。 不足すると神経系の障害、記憶減退、食欲不振、便秘などになる。

このようにビタミンBは内臓や粘膜といった健康維持に直接関わる部分に必要なだけでなく、皮膚や髪、細胞などに働きかけ美容にも欠かすことのできないビタミンといえます。

ビタミンBが不足してしまう原因

・加工食品やインスタント食品などを多く摂取している。
・米、砂糖、塩など白く加工されたものを多く摂取している。
・アルコールの多飲
・腸内環境の乱れ
・歯周病などの慢性炎症が体内にある
・抗生物質の長期服用
・カフェインなど利尿作用のある飲料の多

これらはすべて体内からビタミンBを奪う原因といわれています。

ビタミンBのおすすめ摂取法

ビタミンBは食品から摂取することができるビタミンで、体内での消費も早いことから以下の食品をバランスよく一日に何回かに分けて摂取することをおすすめします。

・鶏、豚、牛のレバー
・うなぎ、さんま
・落花生などのナッツ類
・ほうれん草などの緑黄色野菜
・マグロやカツオ
・タラコなどの魚卵
・納豆、枝豆

これらの食材は8種のビタミンBをバランスよく含有していて、偏ることなく摂取できるのでおすすめです。 それでも不足してしまう場合がありますので、不足した分はサプリメントで補うようにしましょう。 サプリメントは「ビタミンB群」として8種すべてをバランスよくまとめたものや、葉酸やビオチンなど単体で販売されているものもあります。
バランスのよい食事や効果的なサプリメントの摂取で、健康だけでなく美容にも欠かせないビタミンBを補充していきましょう。