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2018.08.15

似ているため注意したい「妊娠初期症状」と「風邪」の違いとは

妊娠後のホルモンバランスの変化により起こる妊娠初期症状は、風邪とよく似た症状が出ることが多いため妊娠だと気付かない方も多いもの。 妊娠初期症状を軽い風邪と考えて無理をしてしまったり、風邪薬を用法・用量を守らずに服用してしまうと、赤ちゃんに影響を与えてしまう可能性もあります。
今回は風邪と似た妊娠初期症状の具体的な症状や、違いを見分けるポイントなどについて紹介していきます。

風邪に似た妊娠初期症状の具体的な症状

妊娠初期の時期には黄体ホルモンの分泌が多くなり高温期が続くため、体が火照ったり微熱による寒気が出るケースがあります。 また微熱とともに体がだるく感じたり、頭痛・疲労感が出る・吐き気を感じるなどの症状も起こりやすくなっています。 これらの妊娠初期症状の出かたや深刻さには個人差がありますが、これらの症状は風邪の時に感じる感覚と酷似しているため、妊娠の初期症状であることに気付かず風邪と判断してしまう人は非常に多くみられます。
妊娠初期に規定量の風邪薬を服用しても赤ちゃんへの影響はないと言われていますが、妊娠初期症状の人が風邪薬を飲んでも症状は改善しませんし、妊娠中の薬の使用はなるべく少なく済ませたいもの。 そのためには妊娠初期症状と風邪の違いや見分け方を知り、正しく対応していくことが大切なのです。

風邪と妊娠初期症状の違いや見分け方

・違い

微熱や倦怠感などの風邪に似た妊娠初期症状がありますが、それに伴い胸の張りや乳頭の痛み・下腹部痛・腰痛・おりものが増える・少量の出血などの症状がある場合は、風邪ではなく妊娠初期症状である可能性が高くなります。

・見分け方

毎日基礎体温を測るのも、妊娠初期症状と風邪を見分ける有効な方法です。
妊娠初期には体温が高くなるため、普段の基礎体温を知っていれば妊娠かそうでないかを判断する有力な材料になります。 もし妊娠の可能性があるようなら、妊娠検査薬でチェックをしてみることが大切です。 妊娠検査薬で陽性が出た場合は産婦人科で診察を受け、安全で症状に合った薬を処方してもらうと良いでしょう。
また妊娠検査薬で陰性だった場合でも、生理が始まらず風邪のような症状が続く場合は妊娠している可能性があります。 検査の時期が早すぎると正しく陽性反応が出ないこともあるので、5日〜1週間程度後にもう一度妊娠検査薬を使いチェックをおこなってみましょう。

妊娠に早くから気付くことができれば、生活習慣や食生活を改めたり、体を労わりながら生活する意識を持つことができます。 用法用量を守り服用した風邪薬により赤ちゃんへのリスクが増すような心配はありませんが、なるべく妊娠検査薬を使い妊娠しているようなら産婦人科で薬を処方してもらうようにすると安心です。 妊娠初期症状と風邪の違いや見分け方を知り、大切な赤ちゃんとお母さんの健康を守っていきましょう