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2017.01.15

食品のGI値に要注意! 妊活と血糖値の関係性とは?

外食やコンビニエンスストアのお弁当などに代表される現代の食事は、カロリーや糖質が高かったとしても必要な栄養が不足しがちです。
妊活中は、栄養のバランスが良い食事を心がけて健康な身体作りに気を配るだけでなく、食品のGI値にも注意すると良いでしょう。
ここでは、妊活と血糖値の関係性を見ていきながら、毎日の中で血糖値をコントロールする方法についてご紹介します。

妊活と血糖値の関係性

血液中の血糖値が高い状態が続くと、糖質が体内のタンパク質と結びついて、タンパク質の糖化(AGE)が起こります。それにより、身体のさまざまな組織が劣化してしまう原因となります。
もし卵巣のタンパク質が糖化した場合は卵巣機能が低下するといわれており、妊活の妨げになってしまうのです。
さらに現代では、栄養のバランスが悪いと若い世代でも糖尿病になる恐れがあります。糖尿病になるとさまざまな合併症を引き起こしやすくなるので、妊活中は血糖値について気を配る必要があるといえるでしょう。

GI値と血糖値の関係

GI値とは、食べ物を体内にとり入れた際に、血糖値が上昇しやすいか否かを示したものです。GI値が高ければ血糖値が急激に上昇してしまうので、血糖値が安定しにくい状態となります。
一方、GI値が低ければ血糖値がゆるやかに上昇するため、血糖値をコントロールしやすく、安定した血糖値の状態を目指すことができます。

毎日の中で血糖値をコントロールする方法

・ 毎日の食事にGI値の低い食品を積極的に取り入れるようにする
GI値の低い食品を食事に積極的にとり入れることで、安定した血糖値を目指すことができます。
GI値の低い食品は、肉・魚・大豆類・キャベツ・レタス・海藻類・ナッツ類など。
これらは、身近な食品ばかりなので妊活中も口にしやすい食材といえるでしょう。

・ 食事の際はGI値の低い食品からゆっくり食べるようにする
お腹が空いている時に、GI値の高いケーキやチョコレートなどをいきなり食べてしまうと、血糖値が急激に上昇してしまいます。急上昇した血糖値は、そのあと急下降するため血糖値が不安定な状態となります。
安定した血糖値の状態を維持するためには、お腹が空いた時に甘いもので済ますのではなく、決められた時間に食事をとる習慣を持つと良いでしょう。
そして、食事の際にGI値の低い食品からゆっくり食べるようにすると、血糖値がゆるやかに上昇して、血糖値を安定した状態に保つのに役立ちます。

・ 糖分を含まないミネラルウォーターやお茶で水分補給をする
喉が渇いた時に糖分を多く含むジュースなどを飲むと、血糖値が急激に上昇する原因となります。喉が渇いた時は、できるだけ糖分を含まないミネラルウォーターやお茶などを飲むようにすると良いでしょう。
これなら、こまめに水分補給したとしても血糖値に影響を与えないので、妊活中でも安心です。
血糖値と聞くと、妊活にあまり関係がないように思ってしまいますが、実はとても大切なこと。
毎日の中で食品や飲料水などのとり方を工夫して、血糖値をコントロールしましょう。