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2016.11.30

片頭痛を解消する方法や効果的な対策について

片頭痛は悪化すると日常生活に支障をきたす恐れがあります。それでは片頭痛は何故発生し、どのように対策をしていけば良いのでしょうか。今回は片頭痛が起こる理由や、片頭痛を予防するための対策についてご紹介します。

片頭痛はなぜ起こる?

片頭痛は心臓の鼓動に合わせるかのようにずきずきとした痛みが繰り返し起こる頭痛のことです。人によっては強い光や音に反応して痛みの度合いが増すこともあります。
片頭痛と聞いて頭の片側一方だけが痛むと考える方もいますが、人によっては頭が全体的に痛むこともあります。
片頭痛の原因は、神経伝達物質の一種であるセロトニンが一気に分泌されることで、脳の血管の拡張や収縮に影響を与えて神経を圧迫するために引き起こされると考えられます。

セロトニンは過度の疲労やストレスを感じたり、慢性的な運動不足やホルモンバランスの乱れによって過剰に分泌されたり、反対に足りなくなったりします。
その結果片頭痛が引き起こされやすくなるのです。セロトニンは痛みを抑えたり精神を安定させる役割を持っているため、不足すると片頭痛が悪化する原因となります。

片頭痛対策のために行いたいこと

片頭痛の症状が出ているときに、体を動かすと症状が悪化する方は、静かな室内で安静に過ごす必要があります。
横になって休めることが最適ですが、座ったまま目を閉じて痛みのある場所に冷却したタオルなどをあてるだけでも症状が軽減しやすくなります。また日常的にアルコールやカフェインなどの刺激物をたくさん摂取すると、片頭痛を引き起こしやすくなる傾向があります。
もちろん気分転換やリラックスのためにアルコールやカフェインを摂取してストレスを解消することは大事ですが、こういった嗜好品が症状を悪化してしまう可能性もあることは覚えておきましょう。 アルコールやカフェインなどの過剰摂取は避け、適度な量をとるように心がけ、痛みがない時は体を動かしてストレスを解消するように努めると片頭痛対策に効果的です。

片頭痛を予防する栄養素は?

片頭痛を予防するためには、バランスのとれた食生活が欠かせません。栄養不足に陥っていると、片頭痛を引き起こす原因であるセロトニンを正常に分泌するための栄養が足りずに片頭痛が悪化する恐れがあります。

セロトニンは必須アミノ酸の一種であるトリプトファンを原料としています。肉や乳製品、豆類などのたんぱく質を摂取することによりトリプトファンを作り出すことが可能です。

しかし、たんぱく質だけを摂取すればトリプトファンやセロトニンの量が安定するかというとそうではなく、口から摂取したたんぱく質が脳内物質として働くためにはビタミンB6、ナイアシン、マグネシウムなどの栄養素が欠かせません。

ビタミンB6はにんにく、ナイアシンはたらこやまぐろ、マグネシウムは大豆や海藻などに多く含まれています。

片頭痛を解消するためには、日々の栄養補給とアルコール・カフェインを極力控えるだけでも効果が見込めます。片頭痛に困っている方は取り入れてみてはいかがでしょうか。