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2016.10.30

月経前のイライラを消したい! PMSの正しい対策方法

月経前のイライラや頭痛、肌荒れ、眠気などさまざまな悪症状を及ぼすPMS(月経前症候群)。
毎回PMSに悩まされている方にとっては、少しでも症状を軽くしたいものですよね。そこで今回はPMSの原因とその正しい対策方法についてご紹介していきます。

1. PMSの原因とは?

PMSの原因については、排卵後から月経までの「黄体期」に分泌される女性ホルモン「エストロゲン」と「プロゲステロン」の急激な変化が影響されていると言われています。ただしこれはあくまで一説であり、はっきりとした原因はいまだ解明されていないのが現状です。
また女性ホルモンのほかにも、生活習慣やストレス、もともとの性格などもPMSの原因に加担しているとも言われています。

2. PMSの正しい対策方法

PMSは事前に対策を行うことである程度症状を抑えられます。
PMSの正しい対策方法としては主に以下のようなものが挙げられます。

①甘いものを控える
黄休期に分泌されるプロゲステロンは、血糖値を調整するインスリンの効き目を低下させる力を持っています。このため黄休期にケーキやチョコなど甘い食べ物を食べているとPMSの症状をより悪化させます。重いPMSに悩んでいる方は、黄休期は極力甘いものを控えるようにしてください。
また、お米やパンなどの炭水化物も同様にPMSの症状を悪化させますので、黄休期には食べ過ぎに注意しましょう。

②アルコールやタバコ、カフェインを控える
「アルコール」や「タバコ」コーヒーなどに含まれる「カフェイン」もPMSの症状を悪化させます。
こちらも黄休期には普段より量を控えることが対策につながります。

③鉄分が含まれる食べ物をとる
身体が貧血となっていると、PMSの症状を悪化させる原因となります。このため貧血気味の方は、黄休期~月経中に鉄分を普段より多めにとるよう心がけてください。
目安として1日辺り最低でも2mg以上の鉄分を摂取することをおすすめします。

④生活習慣を整える
生活習慣が乱れた状態で黄休期を過ごすと、PMSの症状が大きく悪化します。
対策としては、「睡眠時間を規則正しくする」「栄養バランスが良くかつ適量の食事を心がける」「1日最低30分程度の運動を継続して行う」といった対策が効果的です。
以下の3つの食材・栄養素もPMSに悩む女性をサポートしてくれます。「食」や「栄養」に関して憂慮すべき点がある方は一度試してみてはいかがでしょうか。
・ シソ科のハーブ「チェストベリー」
・ エストロゲンに近い作用を持つ「大豆イソフラボン」
・ γリノリン酸を豊富に含む「月見草」

⑤ストレスや疲れを解消する ストレスや肉体的な疲労が続いていると、PMSを悪化させる原因となります。黄休期は心身ともにリフレッシュさせ普段より疲れの解消を心がけることが大切です。

いかがでしたでしょうか。
PMSは、原因と思われる要素をひとつひとつクリアしていくことで、症状の軽減が見込めます。普段PMSの症状がひどく毎回辛い思いをしている方はぜひ今回紹介した内容を徹底してみてください。