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2016.04.30

葉酸で血管年齢の若さをキープ!? 葉酸の効果とは

妊娠中の女性に必要な栄養素としてよく知られている葉酸ですが、実は血管の老化を食い止めるためにも大活躍してくれる成分のひとつでもあります。
今回は、そんな葉酸が血管年齢とどう関係してくるのか、血管をキレイにしてくれる葉酸の仕組みについてご紹介していきます。

血管が老化すると困る! そのワケは?

私たちの身体は時間と共に確実に歳を取ります。それ自体は生物として自然な姿なのですが、血管年齢の老化は私たちの健康に重大な影響を及ぼす原因のひとつになることが多いのです。
特に血管を老化させる成分のひとつとして知られているホモシステインは、体内に活性酸素をばらまきます。
美容に敏感な女性の中には、活性酸素というと「お肌の大敵!」というイメージを持っている方も多いかもしれませんね。シミや肌荒れをはじめ、いわゆる「老け感」を加速させるのがこの活性酸素なのです。

活性酸素が増えると高血圧や動脈硬化の原因に

ホモシステインによって活性酸素の濃度が上がると、やがて血管にもその影響が出始めます。活性酸素は血管の弾力性を奪い、血管が固くなってしまうのです。
血管の柔軟性が失われると、動脈硬化や高血圧のリスクも高まります。健康で若々しい身体をキープするためには、このホモシステインをどうにかしなければなりません。
そこで力を発揮してくれるのが葉酸で、葉酸にはホモシステインが体内に溜まるのを防ぐサポートをしてくれます。
また、ホモシステインに変化する前の成分へと戻ることを促す働きもあり、いずれにせよホモシステインを体内から減らしてくれる働きが期待できるのです。

体内年齢が若返ると妊娠もスムーズになる

血管を老化させる原因であるホモシステインを発生させないことで、血管年齢の若さをキープすることができます。これはすなわち体内年齢を若々しく保つことにも繋がり、体内年齢の若さは妊娠とも深い関係があるのです。
というのも、妊娠時に重要なのは実年齢よりも体内年齢の方だといわれており、実年齢がいくら若くても、体内年齢が老化していると妊娠しにくくなってしまう女性も中にはいます。
将来妊娠を希望している女性は特に、日頃から血管が老化しないよう、積極的に葉酸を摂るようにしておくと安心です。

動脈硬化や高血圧のリスクだけでなく、傷付いた血管に対処するため集まってきた血小板などがその場で固まると、血液の流れを妨げ、脳梗塞を引き起こしてしまう危険もあります。
血管が若く柔軟な状態だとこういった事態も避けやすいため、葉酸を上手に摂取して若々しくキレイな血管をキープしていきましょう。